春期講習も無事に終わり、新学年の学習がスタートしました。
4月5日に塾でも確認テストがありましたが、みんなはしっかりできたでしょうか?
ところでテスト直しってみんなどうやってますか?
テスト直しの目的って分かってますか?
先日生徒に聞いてみると多かった意見は、「間違った問題を確認するため」 「同じ間違いをしないため」 「次のテストで点数を上げるため」
と返事が返ってきました。
確かに真っ当な意見ですが、それでは次のテストでまたミスをしてしまうよ?
上記のテスト直しについて、生徒が具体的に何をやっているか確認すると、
・正解を確認する
・間違った問題の解き方を確認する
・解説をノートに書く
一番まずいのはそれらをすることによって「テスト直しが終わったー」と満足してしまうこと。
私はテスト直しの目的は、「次回のテスト勉強・対策に役立てるための勉強道具作り」
であると思います。
よくある社会のテスト直しの例として、
【問題】 鎌倉時代に御家人たちの争いの裁定を幕府に訴え、裁判の基準となった法律は?
【正解】 御成敗式目
という問題を間違えた場合
・正解は御成敗式目 → LV.1のテスト直しです
・1232年に北条泰時によって定められた御成敗式目、日本で最初の武家法 → うーん、50点くらいの内容、確かにこの問題は次回間違えないだろうが、そもそも次回この問題が出るとは限らない
ではどうテスト直しをすれば良いのか?
・・・そもそもですよ、この問題を間違えるということは「鎌倉時代」ってどういう時代なのかを分かっていないのでは?
そこの確認をしないと、次回「鎌倉時代」の範囲から出題された問題は同じようにミスをしてしまいます。
なので、「ミスをした単元ごと復習」をしてみよう。
やるべきことは、
・教科書を読み直す
・その単元の重要事項をノートにまとめる
・その単元の問題を解く
そして、次回のテスト勉強はそのノートを確認して弱点を補強していく。
そうすれば自分の苦手な部分が分かり、テスト対策もしやすくなります。
特に範囲が広い実力テストや入試を控える中3は是非この方法を実践して下さい。