ある年の中3
春から入塾してくれた生徒
とにかく勉強が苦手
定期テストも平均点が取れず
1つ1つ基礎から確認をしていきました
出来ない問題があるとすぐ拗ねて
自分が出来る問題だけをやるから
なかなか成績が上りません
夏期講習を迎え
いよいよ受験モードに突入し
朝から毎日授業を受け
午後からは宿題と自分の勉強を進める
講習最終日のテスト
返ってきた結果は
塾内の中3の中で下位
理科に至っては最下位
結果を見て
ぽろぽろ涙があふれ出る
「あれだけ勉強したのに・・・」
悔しい思いをしたこの生徒
結果を受け止めて
必死になって勉強しました
平均点に届かなかった定期テストも
段々と成績が上り
いよいよ私立高校の入試
自分の成績より上位の高校をチャレンジ
結果は・・・
見事合格！
頑張った甲斐があった
合格してすごく嬉しい！
周りの人からも
「よく頑張ったね！」
たくさん嬉しい言葉をもらいました
県立高校の受験に関しては
この私立高校よりも
偏差値が低かったので
この調子で勉強を進めれば
まず間違いなく合格できる
できる・・・
はずだったのですが
結果は不合格
原因は私立高校の受験結果に浮かれてしまい
残り1か月の勉強が疎かになってしまったんです
再三「気を抜いてはダメだよ」と
声をかけ続けていましたが
どこかで安心してしまったのでしょう
私立高校の受験結果が判明するこの時期になると
毎年この生徒のことを思い出します
今年の中3も
私立高校の入試結果に浮かれることなく
最後まで気を引き締めて入試に備えて下さい
これからの1か月の過ごし方で
良いようにも
悪いようにも変わりますから