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一つかみの砂金

こんにちは、松本です。

 

中3生の合格発表も終わり、いよいよ年度末が近づいています。

 

合格発表の日は毎回ドキドキで塾にいるのですが、

 

今年もたくさんの子が笑顔で報告に来てくれました。

 

第一志望を見事突破した人も、そうでない人も、

 

頑張ってよかった、という気持ちになっているのであれば、

 

受験勉強は大成功です。

 

 

入試壮行会の日に私が毎年言っている太宰治の名言ですが、

 

今一度ここに書き留めておきたいと思います。

 

勉強に終わりはなく、むしろこれからが新たなスタートです。

 

新中3・中2・中1・もちろん小学生の皆さんも、

 

先輩に続いて良い結果が出せるように、

 

全力で頑張っていきましょう!

 

 

『勉強というのは、いいものだ。代数や幾何の勉強が、

 学校を卒業してしまえば、もう何の役にも立たないものだと思っている人もあるようだが、

 大間違いだ。植物でも、動物でも、物理でも化学でも、時間の許す限り勉強しておかなければならん。

 日常の生活に直接役に立たないような勉強こそ、将来、君たちの人格を完成させるのだ。

 (中略)

 学問なんて、覚えると同時に忘れてしまってもいいものなんだ。

 けれども、全部忘れてしまっても、その勉強の訓練の底に一つかみの砂金が残っているものだ。

 これだ。これが尊いのだ。勉強しなければいかん。

 (太宰治『正義と微笑』より引用)』